思ったよりも高い温度

 「兄貴 手握ってもいいですか?」
 「は?」

 訝しげな顔をする兄貴を無視して俺は了承を得ずに兄貴の手を握る
 暖かい
 なんの躊躇いもなく人を壊す俺
 なんの躊躇いもなく人を殺す兄貴
 そんな俺たちだけど やっぱり他の人間と同じように温かい肉体を持っている
 暫く黙ったまま兄貴の手を握っていると 不思議に想ったんだろう兄貴が口を開いた

 「おい どうしんだ?グラハムよぉ」
 「んー なんでもないですよ」

 そう云ってにへらと笑えば兄貴は俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でてくれて
 別に悲しいことなんて何も無いのに 何故だか泣きたくなってしまった
 ヤバイ……なんで俺こんなに感傷的になってんだろう
 自分でも自分の感情がわからなくて それでも泣くわけにもいかないから無理矢理笑って 一言

 「兄貴 抱きしめてもいいですか?」

 了承を貰わずに抱きしめた身体は やっぱり温かかった

 Chicca様より
 これは…書いてる自分でもわけがわかんなくなった話です
 なんでグラハムいきなりセンチメンタルなの…!?ってなりました(爆)
 まぁグラハムにもそんなときがあってもいいよねってことで(よくねぇ)