目隠し雨
兄貴と二人で出かけていた
最近は二人だけで出かけれることがなかなかなかったからすごく嬉しくて
いつもよりもハイテンションになっていた
それなのに
突然の雨
通り雨だろうって兄貴は云った
だから大人しく雨宿りしてたのに
雨はなかなか止む気配を見せなくて
痺れを切らした兄貴が どうせもう少ししたら家に着くんだからと
傘もないのに歩き出した
俺はその後をついて歩いて
でも
あまりの雨の激しさにほんの数十センチ先の兄貴の背中が霞んで見える
突然 置いていかれるんじゃないか なんて馬鹿みたいな不安に襲われて
兄貴の上着の裾を強く握って しまって
ビックリした顔で振り向いた兄貴が
餓鬼みてぇなことしてんじゃねぇよって 呆れたように 云って
俺は何故だか一言も発することができ なくて
兄貴はそんな俺の顔を見て しょうがねぇなぁって顔を して
俺の腕を強く握って そのまま走り出した
数十センチ先の背中も霞んで見えるような雨の中
まるで世界には俺たち二人だけしかいないような気分になって
俺はいつの間にか笑いながら兄貴に手を引かれたまま
兄貴を追い越さないように気をつけながら
気分だけ全力疾走してた
もう雨なんて気にならないほどのハイテンションを取り戻してた
星が水没様より
うーん なんていうか これも良くわかんない話です
って なんだかよくわかんない話ばっかりじゃないか!
でもまぁなんていうか 激しい雨の中で不安になるグラハムが書きたかったんだと想います