ひどくあまい罪悪感
夜半過ぎ
ドアを叩く音に何かと想って出てみれば
「よぉ グラハムちゃん」
兄貴が いた
酔っ払った兄貴が 何故か自宅ではなく
俺の部屋に来てくれた
それをちょっと嬉しく想いながらも
ふらふらの兄貴を狭いベッドルームまで連れて行き
いつも俺が寝ている狭いベッドへと横になってもらう
「兄貴 水持ってきますね」
そう云ってキッチンへと行こうとした俺の腕を掴み
グイ と引き寄せて
「え?」
驚く俺の唇には温かい温度と柔らかい感触
眼の前には兄貴の顔のドアップがあって
「あに き……?」
それがキスだって事に気付いたのは
兄貴の唇が俺の唇から離れた後だった
兄貴はその後すぐに寝てしまって
何を想ってそんなことしたのかは聞けなかったけど
でも
そんな兄貴の 恐らく意味なんて何もないキスにも
喜びを覚えてしまう自分がいて
(……姐さんと顔 会わせ辛いな……)
なんて 無意味な罪悪感を覚えてしまう自分もいて
あぁ 俺はこの人になんて翻弄されているんだろう
でも この人を想うことを止めることなんて出来なくて
結局
「兄貴 好きですよ」
俺はこの人に骨の髄まで惚れきっているんだろう
キリン様より
兄貴は酔ったらキス魔になればいいと想うよ(爆)
だってそうでもなきゃグラハムにキスしてくれそうにないんだもん
あ ちなみに兄貴は家よりもグラハムの部屋の方が近かったから行っただけです
そこには深い意味はないです 兄貴だし それくらいの計算は出来そう…(酔ってても)