キスだけは最後にとっておこう
「なぁキース」
俺が呼び掛ければ椅子に座って新聞を読んでいるキースはこちらに視線を向ける
無口に徹するキースは瞳だけで「なんだ」と聞き返す
いつものことと俺はそんなキースに言葉を続ける
「好きだぜ」
キースは何も云わない
肯定も否定も 何も
瞳からは戸惑いの気持ちが見え隠れしていた
もう一度 今度はキースの隣までいき顔を至近距離まで近付けて
「好きだ キース」
返答など聞かずにキスをしようと更に顔を近付けた
でも
「……駄目 か?」
キースの右手に阻まれ 俺は掌にキスをすることになった
キースの瞳は未だ戸惑いの色を見せていた
「……わかった じゃあな 今日は退散するさ」
そう云って踵をかえし 俺はドアへと歩き始めた
ドアノブに手をかけた瞬間 すぐ後ろにキースの立っている気配を感じた
と想った直後 キースが俺の肩に手をかけ俺を引き止める
俺が顔だけ振り返るのと同時に 唇に柔らかい感触
それはすぐに離されたが 俺は一瞬思考を停止させてしまった
全くの予想外だった
まさかキースの方からキスをしてくれるとは
そうして俺が何も云わないでいると キースが少しだけ口を開いた
「俺も」
そこまでしか俺は聞かなかった
それ以上は聞かなくとも瞳を見ればわかったし 何より俺が我慢できなかった
「好きだ」の言葉ごと 俺はキースの唇を塞いだ
cathy様より
初めてのクレキス…
…えっと なんか色々すみません
とにかくキー兄受けが書きたかったんです…
それだけ
ドマイナー万歳!(えええ